(N21)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2019年9月18日(水)に発表された。花々とスタートした軽快なリズムヌメロ ヴェントゥーノ 2020年春夏ウィメンズコレクション - 花が導いた軽快なリズム|写真1小さな花が咲き誇る序盤。ジャケット、パンツ、ドレスなど、ピンクやグリーン色の小さな花々が軽快なリズムを刻みだす。それは、やがてブランドのアイコニックなカラーである鮮やかなグリーン、淡いピンクやオレンジなどを経て重厚な色彩へと変わっていく。ヌメロ ヴェントゥーノ 2020年春夏ウィメンズコレクション - 花が導いた軽快なリズム|写真9カラーパレットが流れるように変化しても変わらない柔らかかつ軽やかなニュアンスは、今季の特徴である肌見せの緩急が生んだ。

ワンピースはジッパーを施したり、ショルダーにボタンをあしらうことで開閉を可能にし、躍動感を加えている。トップスからボトムスまで肌の見せ方は様々で、ダイヤモンド型に胸元がざっくりと開かれていたり、切り込みが入っていたりする。ヌメロ ヴェントゥーノ 2020年春夏ウィメンズコレクション - 花が導いた軽快なリズム|写真20なドレスルックの中、時折混じるなジャケットのスタイルは、袖の内側がざっくりと開いており、まるで“ショール”のように袖裾を躍らせているからか、特有の堅苦しさがない。フォーマルなニュアンスのシャツも同じく、袖の剣ボロ部分が肘上まで施されて、風を受けるような仕組みだ。ヌメロ ヴェントゥーノ 2020年春夏ウィメンズコレクション - 花が導いた軽快なリズム|写真39素材もその躍動的な服に拍車をかけるものばかりで、特に目に留まったのが柔らかなの素材。分量たっぷりの袖が蝶々の羽根のたようにはためき、後ろ姿を豪快に美しく見せる。今季の象徴的な存在でもある“リボン”を絡ませたようなドレスは、のきらめきを蓄えて、一層生命感にあふれている。