フィリピン人の国民性と魅力とは?一緒に働く・生活する上で知っておきたい本音と習慣
「フィリピン人の方と接する機会があるけれど、どう接するのが正解?」「仕事でのコミュニケーションがうまくいかない…」と悩んでいませんか?
近年、英会話講師や介護・建設現場での特定技能スタッフ、あるいは優秀なITエンジニアとして、日本で活躍するフィリピン人は急増しています。しかし、文化や価値観の違いから「時間にルーズに感じる」「叱ったらひどく落ち込んでしまった」といった戸惑いの声を聞くことも少なくありません。
この記事では、フィリピン人の性格の裏側にある「本当の理由」や、良好な関係を築くための具体的な解決策を詳しく解説します。彼らの国民性を深く理解することで、ビジネスや日常生活でのやり取りが驚くほどスムーズになるはずです。
1. フィリピン人の基本的な性格と「3つの価値観」
フィリピンの人々と接する際、まず知っておくべきは彼らが大切にしている精神性です。これを知っているだけで、衝突の多くを回避できます。
常に明るくポジティブ(Happy-go-lucky)
フィリピン人は世界的に見ても幸福度が高く、どんな困難な状況でも笑顔を忘れません。これは「Bahala na(バハラナ)」という「なんとかなるさ」の精神が根付いているためです。楽天的な姿勢は周囲を明るくしますが、ビジネスの場では「計画性が足りない」と見えることもあるため、事前のフォローが重要になります。
家族を最優先にする(Family First)
彼らにとって家族は人生のすべてです。親戚一同が支え合って暮らす文化があり、仕送りのために海外で働く「OFW(海外出稼ぎ労働者)」も一般的です。そのため、家族の行事や急病で仕事を休むことは、彼らにとって「当たり前の優先事項」であることを理解しておく必要があります。
相手の顔を立てるプライド(Amor Propio)
フィリピン人は非常に自尊心が強く、人前で恥をかかされることを極端に嫌います。これを「アモール・プロピオ」と呼びます。大勢の前で叱責すると、たとえ本人が悪くても心を閉ざしてしまったり、突然退職してしまったりする原因になります。
2. ビジネスや英会話で感じる「フィリピン人あるある」と対策
仕事や学習のパートナーとしてフィリピン人と接する際に、日本人が感じやすい違和感とその解決策をまとめました。
時間感覚のズレ「フィリピンタイム」への向き合い方
フィリピンには、約束の時間から30分〜1時間ほど遅れるのが許容される「フィリピンタイム」という文化が古くからあります。
対策: 重要な会議や締め切りがある場合は、本来の時間の30分前を「開始時間」として伝えたり、こまめに進捗を確認(リマインド)したりすることが効果的です。
「Yes」が必ずしも「了解」ではない?
彼らは相手を不快にさせたくないという思いから、質問に対してとりあえず「Yes」と答えてしまう傾向があります。実際には理解できていなくても「Yes」と言うことがあるのです。
対策: 「わかった?」と聞くのではなく、「今の説明をあなたの言葉で説明してみて?」と、アウトプットを促す聞き方に変えましょう。
3. なぜフィリピン人は英語が堪能なのか?その背景とメリット
フィリピンは世界でも有数の英語公用語国です。なぜこれほどまでに英語力が高いのでしょうか。
教育制度と公用語の仕組み
フィリピンでは小学校から授業を英語で行うケースが多く、教科書も英語で書かれています。タガログ語などの現地語と英語を使い分けるバイリンガル環境が整っているため、自然と高度な語学力が身につきます。
日本人がフィリピン人に英語を学ぶメリット
フィリピン人の英語は、ネイティブに近い流暢さがありながら、彼ら自身も「学習して習得した側」であるため、初心者のつまずきポイントをよく理解しています。また、ホスピタリティ溢れる性格から、忍耐強く、褒めて伸ばす指導が得意な講師が多いのが特徴です。
4. フィリピン人と良好な人間関係を築くための5つのコツ
円滑なコミュニケーションのために、以下のポイントを意識してみてください。
人前で叱らない: 指摘が必要な場合は、必ず個室やチャットなど1対1の場面で行いましょう。
スモールトークを大切にする: 用件だけを伝えるのではなく、「家族は元気?」「お昼は何を食べた?」といった世間話が信頼関係の構築に直結します。
宗教への理解を持つ: 国民の約9割がキリスト教徒(カトリック)です。日曜日の礼拝や宗教行事を尊重する姿勢を見せると、非常に喜ばれます。
感謝は言葉とはっきり伝える: シャイな一面もありますが、褒められることが大好きです。「助かったよ」「ありがとう」を大げさなくらい伝えましょう。
シェアの文化を尊重する: 食べ物を分け合う文化が根付いています。差し入れなどを共有することで、一気に距離が縮まります。
5. 特定技能や雇用で注目される理由
現在、日本の介護現場や建設、外食産業でフィリピン人が選ばれているのには理由があります。
高いホスピタリティ: 相手を思いやる心が強く、特に介護などの対人サービスにおいて非常に高いパフォーマンスを発揮します。
若年層の労働力: 人口ボーナス期にあるフィリピンは若者が多く、エネルギーに溢れています。
適応力の高さ: 歴史的に多文化を受け入れてきた背景があるため、異国の地でも柔軟に馴染むことができます。
6. まとめ:違いを認めて最高のパートナーに
フィリピン人と接する中で感じる違和感は、裏を返せば「優しさ」や「ポジティブさ」の現れでもあります。日本の常識をそのまま押し付けるのではなく、彼らの文化的背景を少しだけ尊重することで、彼らは非常に誠実で頼もしいパートナーになってくれます。
「笑顔」と「尊重」を忘れずに、まずは今日から小さな挨拶や世間話から始めてみてはいかがでしょうか。