「医療保険はいらない」は本当?貯金がいくらあれば解約しても大丈夫か徹底検証
「医療保険は入るだけ無駄」「日本には高額療養費制度があるから不要」といった極端な意見を耳にすることはありませんか?
確かに、日本の公的保障は非常に手厚いです。しかし、いざという時に「こんなはずじゃなかった…」と後悔するのは避けたいもの。医療保険を解約していいかどうかの判断基準は、実は**「現在の貯金額」と「あなたの属性(会社員か自営業かなど)」**に明確な答えがあります。
この記事では、医療保険が本当に不要な人の条件と、解約しても安心な貯金額の目安を具体的に解説します。
1. 医療保険が「いらない」と言われる3つの根拠
なぜ「医療保険不要論」がこれほど語られるのでしょうか。それには、日本が誇る公的制度の存在があります。
① 高額療養費制度で自己負担に「上限」がある
どんなに高額な手術や入院をしても、1ヶ月の医療費支払額には上限があります。一般的な年収(約370万〜770万円)の方であれば、1ヶ月の負担は約8万円〜9万円程度で済みます。
② 会社員なら「傷病手当金」が出る
会社員や公務員(健康保険組合・協会けんぽ加入者)の場合、病気やケガで連続して3日以上休むと、4日目から給料の約3分の2が最長1年6ヶ月間支給されます。
③ 保険料を「貯金」に回した方が合理的という考え
医療保険に毎月5,000円払うなら、それを30年間積み立てれば180万円になります。病気にならなければこのお金は手元に残るため、保険を「掛け捨て」にするより合理的だという意見です。
2. 【結論】医療保険を解約していい貯金額の目安
では、具体的にいくら貯金があれば「保険なし」でもやっていけるのでしょうか。ライフスタイル別の基準は以下の通りです。
単身(独身)の方:200万円〜
独身であれば、自分が生活できれば問題ありません。入院費(高額療養費)+差額ベッド代+当面の生活費として、**200万円ほどの「すぐ動かせるお金」**があれば、民間の保険を解約しても致命的なリスクにはなりにくいでしょう。
家族(子供あり)の方:500万円〜
世帯主が入院すると、医療費だけでなく「教育費の積立が止まる」「家事代行が必要になる」といった二次的な出費が発生します。**「教育資金とは別に、医療予備費として500万円」**があれば、家計を壊さずに治療に専念できる基準と言えます。
自営業・フリーランスの方:+300万円の上乗せ
自営業者には「傷病手当金」がありません。入院した瞬間から収入がゼロになるリスクがあるため、上記の目安に加えて、働けない期間の生活費1〜2年分を上乗せして確保しておく必要があります。
3. 貯金があっても「保険」を残すべき3つのケース
例え貯金が数千万円あっても、医療保険(または特定の特約)を残しておいた方がいいケースがあります。
「先進医療」に備えたい場合:
ガンの重粒子線治療などは300万円以上の技術料がかかりますが、これは高額療養費制度の対象外です。これだけは月数百円の特約で備える価値があります。
住宅ローンを組んだばかりの人:
手元の貯金を頭金で使い果たしている場合、今病気になるとローンの支払いが即座に滞ります。
特定の病歴や不安がある人:
一度解約すると、持病が悪化した後に「やっぱり入りたい」と思っても再加入が難しくなります。
4. 賢い「収益最大化」型の見直し術
「いらない」と決めつけて解約する前に、まずは固定費(保険料)を最小化する**「削ぎ落とし」**を検討しましょう。
日額を5,000円に下げる: 1万円も必要ありません。差額は貯金で埋められます。
「終身」ではなく「定期」を検討: 貯金が貯まるまでの「つなぎ」として期間限定で安く入る。
古い保険の解約: 10年以上前の医療保険は「入院5日目から」など支払い条件が厳しいものが多いため、最新の安いプランに乗り換えるだけで節約になります。
まとめ:あなたの「貯金」は医療費専用ですか?
医療保険を解約できる本当の条件は、**「その貯金が、医療費に使われても将来の計画(住宅・教育・老後)が壊れないこと」**です。
もし貯金がまだ不十分なら、無理に解約するのではなく、月々2,000円程度の「掛け捨てシンプルプラン」に切り替えるのが、最もリスクの低い選択と言えるでしょう。
まずは現在のご自身の「純粋な余剰資金(使い道が決まっていないお金)」がいくらあるか、通帳を確認してみませんか?もし200万円に満たない場合は、今は解約せず、保障内容を「最小限」に絞り込むリライトが最も効果的です。
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