大相撲の魅力を120%楽しむ完全ガイド!観戦の作法から奥深い歴史の謎まで徹底解説
「大相撲に興味はあるけれど、ルールや用語が難しそう…」「チケットはどうやって取るの?」「テレビ観戦をもっと深く楽しみたい!」
日本の国技である大相撲は、一見するとシンプルですが、実は知れば知るほど奥が深い世界です。土俵の上で繰り広げられる力士たちのぶつかり合いは、単なるスポーツを超えた神事としての側面も持っています。
この記事では、初心者の方から「もっと詳しくなりたい」という方まで、大相撲の魅力を余すことなくお伝えします。専門用語の解説から、現地観戦でのマナー、そして意外と知らない力士の日常生活まで、明日誰かに話したくなるようなオリジナル情報を詰め込みました。
1. 大相撲の基本:知っておきたい「土俵の魔法」
大相撲の舞台となる「土俵」には、実は多くの秘密が隠されています。土俵の直径は15尺(約4.55メートル)。この限られたスペースの中で、100キロを超える巨体がぶつかり合うスピード感こそが、大相撲の最大の醍醐味です。
力士の階級(番付)の仕組み
力士には厳格な階級制度(番付)があります。一番上の「幕内」から、一番下の「序ノ口」まで、実力だけがものをいう完全実力主義の世界です。
横綱(よこづな): 力士の最高位。強さだけでなく品格も求められる。
三役(さんやく): 大関・関脇・小結を指します。
幕内(まくうち): テレビ放送のメインとなる、上位約42名の力士。
十両(じゅうりょう): ここからが「関取」と呼ばれ、一人前のプロとして認められます。
多くのファンが注目するのは幕内の取り組みですが、実は午前中から行われている下の階級の試合にも、将来のスター候補が隠れており、見逃せません。
2. 観戦をより深くする!決まり手と戦略の読み解き方
相撲の勝敗は、足の裏以外が地面につくか、土俵の外に出ることで決まります。その「勝ち方」である「決まり手」は、現在82手(および非技)存在します。
よく見る定番の決まり手
寄り切り(よりきり): 相手を土俵際まで押し出し、そのまま外に出す技。
押し出し(おしだし): 相手に触れず、突っ張りなどで外に出す技。
上手投げ(うわてなげ): 相手のまわしの外側を掴んで投げる豪快な技。
通が注目する「変化」と「駆け引き」
立ち合い(試合開始の瞬間)で相手をかわす「変化」は、時には議論の的になりますが、それも立派な戦術の一つです。体が小さい力士が、いかにして大型力士を翻弄するか。その知略を読み解くことが、大相撲観戦を面白くするポイントです。
3. 本場所へ行こう!現地観戦の楽しみ方とマナー
テレビで見るのも良いですが、本場所(1月・3月・5月・7月・9月・11月)での生観戦は格別です。会場内に漂うビン付け油の甘い香り、力士がぶつかる鈍い音、そして観客の熱気は、現地でしか味わえません。
観戦のスケジュール
本場所は朝8時半頃から始まります。早い時間は観客も少なく、土俵の近くまで行って若手力士の奮闘を間近で見ることができます。
14時頃: 十両土俵入り。
15時半頃: 幕内土俵入り。色鮮やかな化粧まわしが並ぶ、最も華やかな瞬間です。
16時頃: 幕内の取り組み開始。会場のボルテージが最高潮に達します。
知っておきたいマナー
大相撲は神事でもあるため、いくつかの作法があります。
取り組み中は席を立たない: 力士が集中している間や、他のお客さんの視界を遮らないよう、移動は取り組みの合間に行いましょう。
座布団を投げない: かつては結びの一番で番狂わせが起きた際に座布団を投げる習慣がありましたが、現在は危険防止のため禁止されています。
4. 力士の日常:驚きの食生活と稽古の裏側
「力士はなぜあんなに大きいのか?」その答えは、過酷な稽古と徹底した食事管理にあります。
ちゃんこ鍋の重要性
力士の食事といえば「ちゃんこ」です。実は「ちゃんこ」とは鍋料理だけを指すのではなく、力士が作る食事すべてを指します。
鶏肉が好んで使われるのは、鶏が二本足で立ち、手(前足)を地面につかないことから「負けない」という縁起を担いでいるためです。
稽古は「心技体」の修行
朝早くから行われる稽古では、四股(しこ)、鉄砲(てっぽう)、股割りといった基礎が徹底されます。特に四股は、下半身を鍛えるだけでなく、大地の邪気を払うという意味も込められています。
5. 相撲部屋の役割と地方巡業の魅力
力士は必ずどこかの「相撲部屋」に所属しています。師匠(親方)とその家族、そして弟子たちが共同生活を送る場所です。
地方巡業での交流
本場所がない時期に行われる「地方巡業」では、本場所よりもリラックスした力士の表情を見ることができます。公開稽古や、力士が歌を披露する「相撲甚句(すもうじんく)」、禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」など、エンターテインメント性が高い内容となっています。
6. まとめ:伝統と革新が共存する大相撲の世界
大相撲は、古い伝統を守りながらも、現代のスポーツとしての公平性や面白さを追求し続けています。
一度その魅力に触れれば、力士一人一人の物語や、一瞬の立ち合いに込められた情熱に、きっと心を動かされるはずです。
まずはテレビの夕方の放送をぼーっと眺めることから始めてみてください。お気に入りの力士が見つかれば、そこからあなたの「相撲ライフ」が始まります。
よくある質問(FAQ)
Q:力士のまわしの重さはどのくらいですか?
A:素材や長さにもよりますが、プロの関取が使う絹製のまわしは、およそ4kg〜5kgほどあります。これをきつく締めることで、腰を安定させ、力を発揮しやすくしています。
Q:外国出身の力士でも横綱になれますか?
A:もちろんです。現在も多くのモンゴル出身や欧米出身の力士が活躍しており、実力と品格が認められれば、国籍を問わず横綱への道が開かれています。
Q:懸賞金(けんしょうきん)はいくらですか?
A:1本あたり7万円(2024年時点の規定)ですが、そのうち力士が手にするのは納税充当金などを差し引いた現金3万円です。人気のある取り組みには何十本もの懸賞がかかることもあります。