バンコクの生活に欠かせない「シーロー」とは?乗り方・料金・注意点を完全攻略
バンコクに住み始めたり、観光で訪れたりすると、街中で軽トラックの荷台を改造したような不思議な乗り物を見かけることはありませんか?それは「シーロー」と呼ばれる、地元住民、特に日本人が多く住むエリアで愛されている非常に便利な移動手段です。
「タクシーを呼ぶほどではないけれど、歩くには暑すぎる…」「ベビーカーや大量の買い物袋があるから、バイクタクシー(バイタク)は無理…」そんな時に救世主となるのがシーローです。
今回は、バンコク初心者の方でも安心してシーローを使いこなせるよう、その特徴から具体的な乗り方、料金相場、そして安全に利用するためのポイントまでを徹底解説します。これを読めば、あなたも今日から「シーロー通」になれるはずです。
シーロー(四輪車)ってどんな乗り物?
シーローはタイ語で「4つの車輪(シー=4、ロー=車輪)」を意味し、主に軽トラックの荷台に屋根と座席を設置した小型の乗り物です。バンコク市内では、特にスクンビットエリア(プロンポンやトンローなど)の「ソイ」と呼ばれる路地を縦横無尽に走り回っています。
同じような見た目の「ソンテウ」と混同されがちですが、大きな違いがあります。
ソンテウ: 決められた路線を往復する「乗り合いバス」のような存在。
シーロー: 目的地を指定して連れて行ってもらう「貸切タクシー」に近い存在(一部エリアでは乗り合いもあり)。
小回りが利くため、大きなタクシーが入りにくい細い路地でもスイスイ進んでくれるのが最大のメリットです。
シーローの主な利用エリアと特徴
シーローが最も活躍しているのは、日本人が多く居住する**スクンビット通りのソイ(路地)**です。
プロンポン・トンローエリア(ソイ39、49、55など)
このエリアでは、駅前やスーパーマーケット(フジスーパーなど)の前に専用の待機所があります。買い物帰りの主婦層や、幼稚園の送迎などに頻繁に利用されています。
エカマイエリア
エカマイでは、路線の決まった乗り合い形式のシーローも走っています。
シーローの運転手さんは、そのエリアの路地に非常に詳しく、マンション名や有名な店舗名を伝えるだけで、地図を見ずとも正確に送り届けてくれます。
実践!シーローの乗り方・捕まえ方
シーローに乗るステップは非常にシンプルです。タクシーのようなメーターはないため、事前のやり取りがポイントになります。
1. シーローを見つける・呼び止める
道端で走っている空車のシーローを見つけたら、斜め下に手を出すようにして合図を送ります。また、デパートの入り口や駅近くにある「シーロー乗り場」に停車している車に直接話しかけてもOKです。
2. 行き先を告げる
運転手に行き先を伝えます。有名なコンドミニアムやスーパーの名前なら英語や片言のタイ語でも通じることが多いです。
ポイント: 運転手が場所を知らない場合は、無理に乗らずに次の車を待ちましょう。
3. 料金を確認する(交渉)
乗り込む前に「タオライ(いくらですか)?」と聞き、料金を確認します。慣れてくると相場がわかるため、確認せずに乗り込み、降りる際に相場分を支払うスタイルをとる居住者も多いですが、初心者のうちは事前に聞いておくと安心です。
4. 乗車・走行中
荷台の座席に座ります。シーローは窓がなくオープンエアなので、バンコクの風を感じることができます。ただし、手すりをしっかり握っておくことを忘れないでください。
5. 降車・支払い
目的地に着いたら車を降ります。料金は運転席の窓越し、または運転手が降りてきた際に手渡しで支払います。
注意: 高額紙幣(1,000バーツなど)はお釣りがないと言われることが多いため、必ず20バーツ札や10バーツ硬貨など、小銭を用意しておきましょう。
気になる料金相場
シーローはメーター制ではなく、距離やエリアに応じた定額制(または交渉制)です。
同一ソイ内での移動: 約40〜60バーツ
隣のソイへの移動: 約60〜80バーツ
荷物が多い場合や多人数での利用: 少し加算される場合があります。
タクシーの初乗り料金(35バーツ〜)と比較すると少し割高に感じるかもしれませんが、路地奥まで直行してくれる利便性と、複数人で割れば一人あたりの負担が少ないことを考えると、非常にコスパの良い乗り物です。
知っておきたい注意点と安全対策
便利で楽しいシーローですが、利用する際にはいくつか意識しておきたいポイントがあります。
安全面: シートベルトはありません。運転が荒いドライバーもいるため、特に子供と一緒に乗る際は奥側に座らせ、しっかりと支えてあげてください。
排気ガスと砂埃: 開放的な造りゆえに、渋滞中は排気ガスを直接吸い込みやすいです。気になる方はマスクを着用することをおすすめします。
ひったくり防止: 外からバッグが見えやすいため、カバンは車体の中央側に置き、しっかりと抱えておきましょう。
雨の日の利用: 横にビニールカーテンがついている車両もありますが、激しいスコール時は隙間から雨が吹き込むことがあります。
まとめ:シーローを使いこなしてバンコクライフを快適に
シーローは、バンコク特有の「ソイ(路地)」文化から生まれた、非常に合理的で便利な乗り物です。
最初は「言葉が通じるかな?」「ぼったくられないかな?」と不安になるかもしれませんが、一度乗ってみればその快適さに驚くはずです。特に重い荷物がある時や、歩くには少し遠い場所へ行く時には、これ以上ない強い味方になってくれます。
タイ・バンコクでの日常生活や観光をより豊かにするために、ぜひシーローをスマートに活用してみてください。