【もしかして当て逃げ!?】「やってしまったかも…」と不安なあなたへ。後日でもできることと、取るべき行動を徹底解説!
「あれ?今、何かぶつかった音したかな…?」「もしかして、あの時、車に接触してたかも…」
運転中、そんな不安な気持ちになった経験はありませんか?その場では「気のせいかな」と思っても、後になってジワジワと「当て逃げしてしまったかも」という気持ちに襲われることがありますよね。特に、傷があるかどうかも分からない時や、後日になってから気付いた時は、どうすればいいか分からず、いてもたってもいられない気持ちになるでしょう。
でも、安心してください。今、このページを見ているあなたは、とても誠実な方です。そして、後日でもできることはたくさんあります。この記事では、あなたの不安を少しでも和らげ、次に取るべき具体的な行動について、分かりやすく解説していきます。
決して一人で抱え込まず、一緒に解決の糸口を見つけていきましょう。
「当て逃げしてしまったかも」なぜそう思うの?
まずは、あなたがなぜ「当て逃げしてしまったかも」と感じているのか、その状況を整理してみましょう。
何かにぶつかったような「音」がしたけど、確認せずに立ち去ってしまった。
後日、自分の車に原因不明の「傷」を見つけた。
「駐車場で、もしかしたら…」と、後になって心当たりがある場所を思い出した。
ドライブレコーダーの映像を見て、気になる瞬間があった。
どんな状況であれ、その不安は「もしかしたら誰かに迷惑をかけてしまったかもしれない」というあなたの良心から来るものです。その気持ちを大切に、次のステップに進んでいきましょう。
もし、あなたが「当て逃げしてしまったかも」と感じているなら、できるだけ早く、以下の行動を取ることを強くおすすめします。
1. まずは自分の車を確認!傷や痕跡がないか隅々までチェック
「当たったかもしれない」と思っても、実際に傷がなければ問題ない、というわけではありませんが、まずは自分の車の状態を確認することは非常に重要です。
車体の隅々まで見て、不自然な傷やへこみがないか。
タイヤハウスの周辺やバンパーの下など、目につきにくい場所も確認する。
相手の車から付着したかもしれない塗料の痕跡がないか。
もし、自分の車に明らかに何かに接触したような痕跡がある場合は、その場所と状況を詳しくメモしておきましょう。写真も撮っておくと後々役立ちます。
【傷がない場合でも不安な時は?】
仮に自分の車に傷がなくても、相手の車に小さな傷やへこみができている可能性はあります。特に、軽微な接触だった場合、「ぶつかった感覚がないのに、相手の車だけ傷がついた」というケースもゼロではありません。
2. 心当たりのある場所を再確認する(駐車場など)
もし、心当たりのある場所(例えば、スーパーの駐車場、自宅の駐車場、よく利用する施設など)があるなら、可能であればその場所をもう一度訪れてみましょう。
ぶつかったかもしれない時間帯に、付近に不自然な車が停まっていなかったか。
防犯カメラなどが設置されていないか。(管理者に問い合わせが必要になります)
ただし、これはあくまで自主的な確認であり、無理のない範囲で行ってください。不審な行動と誤解されないよう注意が必要です。
3. 警察に「相談」する、または「届け出る」
ここが最も重要なポイントです。「当て逃げしてしまったかも」という状況で最も正しい行動は、警察に連絡することです。
「警察に電話したら、すぐに捕まっちゃうの!?」と不安に思うかもしれませんが、まずは落ち着いて状況を説明することが大切です。
【警察への連絡の仕方と伝え方】
どこに連絡する?
最寄りの警察署の交通課に電話するか、直接訪問しましょう。
緊急性がないため、110番ではなく、代表電話番号にかけましょう。
何を伝える?
「当て逃げをしてしまったかもしれない件でご相談したいのですが」と切り出しましょう。
「〇月〇日の〇時頃、〇〇(場所)で、もしかしたら〇〇(車種など)に接触してしまったかもしれません。その場を離れてしまったのですが、今になって不安になり、確認したくご連絡しました。」といったように、事実とあなたの不安な気持ちを正直に伝えてください。
自分の車の情報(車種、ナンバー、色など)も聞かれるので、すぐに答えられるようにしておきましょう。
傷の有無も正直に伝えましょう。「傷がないかもしれないが、念のため」という状況でも相談は可能です。
警察は、あなたの話を聞き、状況に応じてアドバイスをしてくれます。もし、相手が被害届を出していれば、ここで照合されることになります。
【警察に届け出ることのメリット】
万が一、相手が被害届を出していた場合の対処:
もし相手がすでに被害届を出していた場合、警察に届け出をすることで、その後の対応がスムーズになります。警察から連絡が来る前に自分から申告することで、誠実な対応として評価される可能性があります。
「当て逃げ」の罪に問われるリスクの軽減:
当て逃げは「報告義務違反」や「救護義務違反」といった罪に問われる可能性があります。自分から届け出ることで、これらのリスクを軽減できる場合があります。
精神的な不安の解消:
一人で抱え込まず、警察に相談することで、専門的なアドバイスを得られ、精神的な負担が大きく軽減されます。
4. ドライブレコーダーの映像を確認する
もし、あなたの車にドライブレコーダーが装着されているなら、心当たりのある日時の映像を必ず確認してください。
ぶつかった瞬間の映像が残っているか。
相手の車の車種やナンバー、色などが判別できるか。
ぶつかった場所の状況が分かるか。
映像があれば、事実確認が非常にスムーズに進みます。必要に応じて、警察に映像を提供することも検討しましょう。
5. 加入している自動車保険会社に相談する
「当て逃げしてしまったかも」という状況は、自動車保険の対象になる場合があります。保険会社に相談することで、今後の対応についてアドバイスをもらえたり、万が一の際に保険が適用されるかどうかの確認ができます。
ただし、保険を使用すると保険料が上がる可能性があるため、警察への相談と並行して、慎重に検討しましょう。
「当て逃げ」は軽い気持ちで放置してはいけない理由
「傷もないし、大丈夫だろう…」と、安易に考えてそのままにしてしまうのは非常に危険です。
当て逃げは、法律によって罰則が定められている行為です。
報告義務違反(道路交通法72条1項前段):事故を起こしたら警察に報告する義務があります。これを怠ると、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金に処される可能性があります。
救護義務違反(ひき逃げ):人身事故の場合は、さらに重い罪(5年以下の懲役または50万円以下の罰金など)が課せられます。当て逃げは、物損事故の場合を指しますが、もし相手が怪我をしていた場合は「ひき逃げ」となり、非常に重い罪になります。
また、後日、相手が被害届を出していて、警察の捜査によってあなたが特定された場合、「逃げた」と判断され、より悪質なケースとして扱われる可能性が高まります。ドライブレコーダーや防犯カメラの普及により、後日でも特定されるケースが増えています。
誠実な対応をすることで、状況が大きく変わることもありますので、決して放置しないようにしましょう。
まとめ:不安を解消するために、今すぐ行動を!
「当て逃げしてしまったかも」という不安は、一人で抱え込まず、できるだけ早く行動に移すことが大切です。
自分の車をしっかり確認する。
心当たりのある場所を再確認する。
何よりもまず、警察に相談・届け出る。
ドライブレコーダーがあれば映像を確認する。
自動車保険会社にも相談する。
これらの行動を取ることで、あなたの不安は大きく解消されるはずです。そして、誠実な対応は、あなた自身を守ることにも繋がります。
どうか、安心して一歩を踏み出してください。