「あれ?また落ちた…」ブレーカーが頻繁に落ちる原因とすぐにできる対処法


「いつものように電気を使っていただけなのに、突然パッと電気が消えて真っ暗に…」

そんな経験、ありませんか?特に忙しい時間帯や、寒い冬、暑い夏にブレーカーが落ちると、本当に困ってしまいますよね。

「いつもと同じなのに、なんでブレーカーが落ちるんだろう?」と疑問に感じている方も多いはず。

実は、ブレーカーが落ちるのにはいくつかの理由があり、その原因を知ることで、簡単に解決できるケースもたくさんあるんです!

この記事では、ブレーカーが落ちる主な原因から、ご自身でできる簡単な対処法、そして専門家に頼むべきケースまで、分かりやすく解説していきます。これを読めば、もう突然の停電に悩まされることはありませんよ!


そもそもブレーカーって何?なんで落ちるの?

まず、ブレーカーが何のためにあるのか、簡単に説明しますね。

ブレーカーは、私たちの家を電気のトラブルから守ってくれる、いわば電気の番人です。電気を使いすぎたり、電気製品に異常があったりすると、火事や感電といった危険を防ぐために、自動的に電気を遮断してくれる役割をしています。

「落ちる」というのは、この電気の遮断装置が作動した状態のことなんですね。

ブレーカーにはいくつか種類があり、それぞれ役割が違います。

  • アンペアブレーカー(サービスブレーカー): 電力会社との契約アンペア数を超えて電気を使いすぎると落ちます。家全体の電気を一気に遮断します。

  • 安全ブレーカー(配線用遮断器): 各部屋や回路ごとに、その回路で使える電気の量を超えると落ちます。特定の部屋や場所だけ電気が消えることが多いです。

  • 漏電ブレーカー(漏電遮断器): 電気が漏れている(漏電している)ときに落ちます。感電や火事を防ぐための、とても大切なブレーカーです。

「いつもと同じなのに落ちる」と感じる場合、これらのブレーカーが何らかの理由で容量オーバーになったり、異常を検知したりしている可能性が高いです。


「いつもと同じ」なのにブレーカーが落ちる主な原因

では、「いつもと同じ」なのにブレーカーが落ちる、その具体的な原因を見ていきましょう。

1. 実は電気の使いすぎ?「同時使用」が原因かも!

「いつもと同じ」と思っていても、実は無意識のうちに多くの電気製品を同時に使っていることがよくあります。特に、次のような電気製品は消費電力が大きいので要注意です。

  • 冬場: エアコン、電気ストーブ、こたつ、ホットカーペット、ドライヤーなど

  • 夏場: エアコン、電子レンジ、オーブントースター、IHクッキングヒーター、電気ケトルなど

例えば、冬の寒い日にエアコンを使いながら、電子レンジで温め物をして、さらにドライヤーを使い始めた…なんてことはありませんか?これらが同時に稼働することで、契約アンペアや回路の許容量を超えてしまい、ブレーカーが落ちてしまうのです。

「いつもと同じ」と感じるのは、毎日のルーティンでこれらの製品をほぼ同時に使っているからかもしれませんね。

2. 特定の電化製品の故障や不具合

もし、特定の電気製品を使い始めるとブレーカーが落ちる、という場合は、その製品自体に問題がある可能性があります。

  • ショート(短絡): 電気が流れるはずのない場所で電気が触れ合ってしまう状態。火花が出たり、焦げ臭いにおいがしたりすることもあります。

  • 漏電: 電線や電気製品の内部で、電気が外に漏れてしまう状態。

特に古い家電製品や、コードが傷ついている製品は注意が必要です。これらの故障は、漏電ブレーカーを動作させる原因にもなります。

3. 家の配線やコンセントの問題

あまり頻繁には起こりませんが、家の壁の中の配線や、使っているコンセント自体に問題がある場合もあります。

  • 配線の劣化: 古い家や、リフォームなどで配線をいじった経験がない家では、内部の配線が劣化していることがあります。

  • コンセントの破損: コンセントの差し込み口が緩んでいたり、ひび割れていたりすると、ショートの原因になることがあります。

このようなケースでは、専門家による調査が必要になります。

4. 季節の変わり目や気温の変化

特に、冬の寒い時期夏の暑い時期はブレーカーが落ちやすくなります。

これは、外気温の変化に合わせてエアコンや暖房器具、冷房器具の使用頻度や設定温度が上がり、その分消費電力が大幅に増えるためです。

「いつもと同じなのにブレーカーが落ちる冬」「いつもと同じなのにブレーカーが落ちる夏」と感じるのは、まさにこの季節特有の電気使用量の増加が関係していることが多いんです。


突然の停電!ブレーカーが落ちた時の対処法

ブレーカーが落ちてしまっても、慌てずに以下の手順で対処しましょう。

1. まずは「どのブレーカーが落ちたか」を確認!

ブレーカーボックスには、いくつかのレバーがあります。落ちているレバーを見つけましょう。

  • アンペアブレーカーが落ちている場合: 家全体が停電しています。

  • 安全ブレーカーが落ちている場合: 特定の部屋や回路だけが停電しています。

  • 漏電ブレーカーが落ちている場合: 漏電の可能性があります。

2. 落ちているブレーカーを元に戻す前に

ブレーカーをすぐに戻してしまうと、再度落ちる可能性があります。必ず以下の手順を踏みましょう。

  • 全ての電気製品のコンセントを抜く: 特に、ブレーカーが落ちる直前まで使っていたもの、消費電力の大きいものは必ず抜きましょう。

  • 落ちたブレーカーに関連する照明を消す: 壁のスイッチなどで照明をオフにします。

3. ブレーカーを元に戻す手順

確認と準備ができたら、以下の順番でブレーカーのレバーを操作します。

  1. 漏電ブレーカー: まずは、一番左にある大きなレバー(漏電ブレーカー)を「入」にします。

  2. アンペアブレーカー: 次に、アンペアブレーカーを「入」にします。

  3. 安全ブレーカー: 最後に、落ちていた安全ブレーカーを一つずつ「入」にしていきます。


頻繁にブレーカーが落ちる場合の対策

ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、以下の対策を試してみましょう。

1. 電気製品の「同時使用」を避ける工夫

これが最も効果的で簡単な対策です。

  • 消費電力の大きい製品の使用時間をずらす: 例えば、電子レンジとドライヤーを同時に使わない、など。

  • 複数の部屋で消費電力の大きい製品を使わない: エアコンを使いながら、隣の部屋で電気ストーブを使う、などは避けましょう。

  • タコ足配線を減らす: 一つのコンセントに複数の家電を繋ぐタコ足配線は、過負荷の原因になります。必要であれば、コンセントの増設も検討しましょう。

家電製品のワット数(W)を確認し、合計が契約アンペア数を超えないように意識することが大切です。

2. 契約アンペア数の見直し

もし、頻繁にアンペアブレーカーが落ちるようなら、ご家庭の電気使用量に対して契約アンペア数が不足している可能性があります。

電力会社に連絡して、契約アンペア数を上げることを検討してみましょう。ただし、アンペア数を上げると基本料金も高くなるので、ご自身のライフスタイルに合わせて慎重に判断してくださいね。

3. 家電製品の点検と交換

特定の家電製品を使うとブレーカーが落ちる場合は、その家電製品が故障している可能性が高いです。

  • コードの断線や劣化がないか確認する: コードが熱くなっていたり、焦げ臭いにおいがしたりする場合は、すぐに使用を中止しましょう。

  • 古い家電製品の買い替えを検討する: 最新の家電製品は、省エネ性能も向上しており、結果的に電気代の節約にもつながります。

4. 漏電が疑われる場合

もし漏電ブレーカーが落ちる場合は、感電や火事の危険性があるため、ご自身での対処は危険です。すぐに以下の対応を取りましょう。

  1. 全ての電気製品のコンセントを抜く。

  2. 漏電ブレーカーを「入」にする。

  3. 安全ブレーカーを一つずつ「入」にしながら、どの回路で漏電しているか特定する。(特定の安全ブレーカーを入れた瞬間に漏電ブレーカーが落ちる場合、その回路で漏電が発生しています。)

  4. 漏電している回路の安全ブレーカーは「切」のままにしておく。

  5. 電力会社または電気工事店に連絡し、点検と修理を依頼する。

漏電は目に見えない危険ですので、専門家にお任せするのが一番安全です。


まとめ:ブレーカー落ちもこれで安心!

「いつもと同じなのにブレーカーが落ちる」と悩んでいた方も、その原因や対処法が分かれば、もう安心ですよね。

ほとんどの場合は、電気の使いすぎや一時的な過負荷が原因です。電気製品の同時使用を避ける、コンセントの差し込み方を見直すといった簡単な工夫で、ブレーカー落ちを防ぐことができます。

もし、繰り返し落ちる、特定の製品を使うと必ず落ちる、漏電ブレーカーが頻繁に落ちるなどの場合は、無理せず専門家(電力会社や電気工事店)に相談するようにしてくださいね。

この記事が、あなたの快適な電気ライフのお役に立てれば嬉しいです!


トップページ

このブログの人気の投稿

「自宅でできる簡単フェイシャルエクササイズ|顔のむくみ・たるみをケア」

ボディケアで保湿&美肌を手に入れる!毎日の習慣とポイント

セルライトを減らすマッサージと生活習慣:効果的な方法を徹底解説