骨端線が閉じてもまだ伸びるってホント？身長と成長のギモンを徹底解説！
「骨端線が閉じたからもう身長は伸びない…」と諦めている皆さん、ちょっと待ってください！実は、骨端線が閉じたと診断されても、少しだけ身長が伸びる可能性がゼロではないってご存知でしたか？
今回は、骨端線が閉じることと身長の関係、そして「骨端線が閉じたのに伸びた！」という声の真相まで、皆さんの疑問をスッキリ解決していきますね。
そもそも「骨端線」って何？
骨端線（こったんせん）とは、骨の端にある軟骨部分のことで、「成長軟骨」とも呼ばれます。この骨端線がある間は、軟骨細胞が増殖して骨が縦に伸びていくため、身長が伸びるんです。
思春期を過ぎて体が成熟すると、この軟骨部分が硬い骨に変わり、骨端線は「閉じる」と言われる状態になります。レントゲン写真で見ると、骨の端にある隙間のような線が見えなくなり、一本の骨につながったように見えるのが特徴です。
一般的に、骨端線が閉じると身長の伸びは止まるとされています。女の子の方が男の子よりも早く閉じる傾向があり、平均的には女の子は16歳前後、男の子は18歳前後で閉じることが多いです。
骨端線が「閉じても伸びた」ってどういうこと？その真相に迫る！
「骨端線が閉じたのに、まだ身長が伸びた！」という話を聞くと、不思議に思いますよね。これにはいくつかの理由が考えられます。
1. 骨端線が「完全に」閉じていなかった可能性
レントゲン検査で「骨端線が閉じている」と診断されても、ごくわずかにまだ残っている部分があった、というケースが考えられます。特に、一度の検査だけでは判断が難しい場合もあります。完全に骨化するまでには個人差があり、わずかながら伸びる余地が残っている可能性はゼロではありません。
2. 姿勢の改善や背骨の伸び
身長は、骨の長さだけでなく、姿勢にも大きく左右されます。猫背だった人が姿勢を正すことで、背骨がまっすぐに伸び、結果として身長が数センチ伸びたように感じることがあります。これは骨が伸びたわけではありませんが、見た目の身長は確実にアップします。特に、普段からスマホを長時間見たり、デスクワークが多い方は、無意識のうちに姿勢が悪くなっていることが多いので、意識的な改善で効果を感じやすいでしょう。
3. 測定誤差や朝と夜の身長差
人間の身長は、朝と夜で1～2cm程度の差があるのが一般的です。これは、日中の活動で重力がかかることで背骨の間の軟骨が縮むためです。もし、骨端線が閉じたと診断された時が夕方で、後日朝に測り直したら少し伸びていた、というような場合は、この日内変動によるものかもしれません。
4. 医療機関の判断基準による違い
骨端線が閉じているかどうかの判断は、レントゲン写真の読影者の経験や見解によって、ごくわずかな違いが生じる可能性もあります。特に、閉じかけの微妙な時期では、診断が異なることも考えられます。
骨端線が閉じかけたら、もう身長は伸びないの？
骨端線が「閉じかけ」ている状態は、まさに成長の終盤を示しています。この時期は、伸びる余地はかなり少なくなってきていますが、まだ完全に閉じきっていないため、最後のひと伸びが期待できる可能性はあります。
「あと何センチ伸びる？」と気になる方もいるかもしれませんが、これは個人差が非常に大きく、一概には言えません。しかし、この時期にできることはあります。
骨端線が閉じるサインとは？
一般的に、以下のようなサインが見られたら、骨端線が閉じかけている、または閉じている可能性が高いとされています。
成長スパートの終了：身長の伸びが著しくなり、その後、伸びが緩やかになる。
男性ホルモン・女性ホルモンの分泌：二次性徴が始まり、体が成熟するにつれて骨端線は閉じていきます。
手首や膝のレントゲン：これらの部位の骨端線は、身長の伸びと密接に関係しているため、医療機関でレントゲンを撮ると確認できます。
身長を伸ばすためにできること（骨端線が閉じても閉じなくても！）
骨端線が閉じてしまった場合でも、諦める必要はありません。そして、閉じかけの段階であれば、まだまだできることがあります。
1. 質の良い睡眠をたっぷりとる
成長ホルモンは、深い眠りについている間に最も多く分泌されます。特に、夜のゴールデンタイム（午後10時～午前2時頃）に質の良い睡眠をとることが重要と言われています。スマホやゲームは寝る前に控え、リラックスできる環境を整えましょう。
2. バランスの取れた食事を心がける
骨の成長には、カルシウムだけでなく、タンパク質、ビタミンD、マグネシウムなど、様々な栄養素が必要です。偏食せずに、バランスの取れた食事を心がけましょう。特に、牛乳や乳製品、小魚、肉、卵、大豆製品、緑黄色野菜などを積極的に取り入れましょう。
3. 適度な運動を習慣にする
適度な運動は、成長ホルモンの分泌を促し、骨に適度な刺激を与えることで骨を丈夫にします。特に、**ジャンプを伴う運動（バスケットボール、バレーボールなど）**や、ぶら下がる運動などが良いと言われています。ただし、無理な運動はケガの原因になるので、無理のない範囲で継続することが大切です。
4. ストレスを溜め込まない
ストレスは、成長ホルモンの分泌を妨げる原因にもなります。趣味を楽しんだり、友達と過ごしたり、リラックスできる時間を作ることで、ストレスを上手に発散しましょう。
5. 姿勢を意識する
猫背や悪い姿勢は、見た目の身長を低く見せるだけでなく、成長期の骨格形成にも悪影響を与える可能性があります。常に背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識することで、実際の身長を最大限に活かすことができます。
まとめ：「骨端線」と上手に付き合って、最高の自分を目指そう！
「骨端線が閉じた」という診断は、多くの場合、身長の伸びが止まることを意味します。しかし、「閉じても伸びた」という事例があるように、諦めるのはまだ早いです。
たとえ骨端線が閉じていたとしても、姿勢の改善や日内変動によって、見た目の身長は変わる可能性があります。そして、何よりも大切なのは、健康的な生活習慣を続けることです。
質の良い睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動、そしてストレスを溜めないこと。これらは、身長の伸びだけでなく、心身ともに健やかに成長するために不可欠な要素です。ぜひ、今日からできることを始めて、最高の自分を目指してくださいね！