誰もいないのにトイレから変な音が…?その正体と今すぐできる対処法
「夜中にトイレから『シュー』という水の音がする…」
「誰も使っていないはずなのに、『コポコポ』と変な音が聞こえる…」
こんな経験はありませんか?
何もしていないのにトイレから音がすると、「故障かな?」「水漏れしているかも?」と不安になりますよね。
この記事では、トイレから聞こえる様々な音の正体と、ご自身でできる簡単な対処法をわかりやすく解説します。
原因がわかれば、無駄な心配をする必要はありません。
安心して、快適なトイレ環境を取り戻しましょう!
トイレから聞こえる「変な音」、その3つの主な原因
何もしていないのにトイレから音がする場合、主に以下の3つの原因が考えられます。
まずは、どんな音が聞こえるか確認してみましょう。
1. 「シュー」という水の流れる音
トイレから聞こえる水の音で最も多いのが、この「シュー」という音です。
これは、タンク内の水が少しずつ便器に漏れ出していることが原因で起こります。
原因: タンク内のゴムフロート弁という部品が劣化したり、異物が挟まったりすることで、隙間ができて水が漏れ出します。
放置するとどうなる?: わずかな水漏れでも、水道代が跳ね上がってしまうことがあります。また、便器のふちから水がチョロチョロと流れる音がすることもあります。
2. 「コポコポ」「ゴボゴボ」という異音
誰も使っていないのに、トイレの排水口から**「コポコポ」というような異音が聞こえることがあります。
これは、排水管の詰まりや空気の逆流**が原因で起こることがほとんどです。
原因: 排水管にトイレットペーパーや排泄物が詰まりかけていると、水が流れにくくなり、コポコポという音がします。また、マンションなどの集合住宅では、他の部屋で水を流した際に、排水管内の気圧が変動して音が鳴ることもあります。
放置するとどうなる?: 放置すると完全に詰まってしまい、トイレが使えなくなってしまう可能性があります。
3. 「ガタガタ」「キーン」という衝撃音
水を流した後に**「ガタガタ」「キーン」といった衝撃音**がすることがあります。
これは、ウォーターハンマー現象と呼ばれるものです。
原因: 水を止めた際に、水道管内の圧力が急激に変化することで、配管全体が振動し、音が鳴ります。特に、水道栓を勢いよく閉めた時などに起こりやすいです。
放置するとどうなる?: ウォーターハンマー現象は、配管に大きな負担をかけるため、放置すると配管が破損する原因になることがあります。
今すぐできる!自分で確認・対処する方法
「音の原因はわかったけど、どうすればいいの?」
ここでは、ご自身でできる簡単な確認方法と対処法をご紹介します。
「シュー」という水の音の対処法
タンクのフタを開ける:
まずはトイレのタンクのフタを開け、中を確認してみましょう。
ボールタップやゴムフロート弁を確認:
タンク内の水位を調節しているボールタップや、水が流れる穴を塞いでいるゴムフロート弁に異常がないか確認します。ゴムフロート弁が劣化している場合は、ホームセンターなどで新しいものに交換するだけで音が止まることがあります。
異物がないかチェック:
鎖が絡まっていたり、ゴミが挟まったりしていないか確認し、取り除いてみましょう。
「コポコポ」という異音の対処法
ラバーカップを使用する:
便器の排水口にラバーカップ(スッポン)を密着させ、何度かゆっくりと押し引きしてみましょう。軽度の詰まりであれば、これで解消できることがあります。
パイプクリーナーを使用する:
市販のパイプクリーナーを流し込み、しばらく放置してみましょう。
まとめ:不安な時はプロに相談を!
何もしていないのにトイレから音がする場合、多くの場合はタンク内の部品の劣化や軽度の詰まりが原因です。
まずはご自身で簡単にできる確認や対処法を試してみましょう。
しかし、
対処法を試しても音が止まらない * 音の原因が特定できない * 水漏れがひどい * 自力での修理に自信がない といった場合は、無理をせず、早めに専門の業者に相談することをおすすめします。
プロに任せることで、より根本的な原因を解決し、安心してトイレを使えるようになりますよ。