「車をぶつけたかも…」と不安になったあなたへ。傷なしでも確認すべきこと
車を運転中に、「ガリッ」という嫌な音を聞いたり、何かをかすったような感触があったりして、「もしかしてぶつけたかも…」と不安に駆られた経験はありませんか?
特に、傷が見当たらない場合や、相手がいない状況だと、どうしたら良いのかわからず、ますます不安になってしまいますよね。
この記事では、「車をぶつけたかもしれない」という不安を抱えている方へ、まず確認すべきことや、適切な対処法をわかりやすく解説します。
1. ぶつけた「かもしれない」…その時、まずすべきこと
不安な気持ちでいっぱいになるかもしれませんが、まずは落ち着いて次の3つのステップを踏みましょう。
ステップ①:安全な場所に停車する
すぐにハザードランプを点灯させ、周囲の安全を確保したうえで、車を路肩など安全な場所に停車させましょう。急ブレーキは後続車との事故を招く可能性があるため、徐々に減速することが大切です。
ステップ②:周囲の状況を確認する
車を降りて、ぶつかったかもしれない場所の周囲を歩いて確認します。
相手の車や物にぶつかっていないか?
電柱やガードレールに接触していないか?
自分の車に傷やへこみがないか?
特に傷がない場合でも、小さなこすれや塗装の剥がれ、バンパーの取り付け部分にずれがないかなど、注意深く見てみましょう。
ステップ③:警察に連絡する
たとえ目に見える傷がなくても、必ず警察に連絡しましょう。「当て逃げ」と判断されるリスクを避けるためです。
警察に連絡することで、事故の記録として「交通事故証明書」を発行してもらえます。もし後日、相手から連絡があったり、思いがけないトラブルに発展したりした場合でも、この証明書があなたの身を守る重要な証拠となります。
2. 駐車場で「ぶつけたかも…」と不安になったら?
駐車場での接触事故は非常に多いトラブルの一つです。もし「駐車場でぶつけたかも」と不安になったら、以下のことを確認しましょう。
傷があるかどうかの確認: まずは、ご自身の車の傷を徹底的にチェックします。特に、ドアやバンパーの端、ホイールなど、死角になりやすい部分を念入りに確認しましょう。
監視カメラの確認: 駐車場の管理会社に連絡し、監視カメラの映像を確認してもらうことも有効な手段です。
相手への誠実な対応: もし相手の車にぶつけてしまったことがわかったら、絶対にその場を立ち去らないでください。相手の連絡先を探すか、警察に連絡して対応を仰ぎましょう。
3. なぜ「傷なし」でも警察を呼ぶべきなの?
「傷がないのに警察を呼ぶのは大げさかな…」と思うかもしれません。しかし、警察を呼ぶことは、あなたの将来的なリスクを回避するために非常に重要です。
当て逃げ犯にされないため: 相手が気づいていない場合でも、後日、相手が被害に気づいて警察に通報し、あなたが当て逃げ犯として扱われてしまう可能性があります。
保険を使うため: 交通事故証明書は、自動車保険を使う際に必須となる書類です。
思わぬトラブルを防ぐため: 相手がいないと思っていても、後日「あの時ぶつけられた!」と連絡が来るケースもあります。
警察を呼んでおくことで、無用なトラブルに巻き込まれるリスクを大幅に減らすことができます。
まとめ:不安になったら、まず警察へ!
「車をぶつけたかもしれない」という不安は、放っておくとどんどん大きくなってしまいます。しかし、適切な対処法を知っておけば、その不安を和らげることができます。
たとえ傷が見当たらなくても、まずは安全な場所に停車し、警察に連絡することが最も大切です。
後で後悔しないためにも、少しでも不安を感じたら、勇気を出して一歩踏み出しましょう。