エアコンの水漏れを放置するのは危険！放置するとどうなる？
「エアコンから水が漏れてる！でも、少しだけだし、すぐに止まるだろうから放置しても大丈夫かな…？」
エアコンの水漏れは、一見すると小さなトラブルに見えるかもしれません。しかし、そのまま放置してしまうと、思わぬ大きな問題に発展する可能性があります。
ここでは、エアコンの水漏れを放置することでどんなリスクがあるのか、そして正しい対処法について解説します。
1. エアコンの水漏れを放置してはいけない理由
エアコンの水漏れを放置することは、以下の3つの点で非常に危険です。
①カビや雑菌の繁殖
水漏れは、エアコン内部の湿度を高く保ちます。これは、カビや雑菌が繁殖する絶好の環境です。カビが生えたエアコンから出る風を吸い込むと、アレルギーやぜんそくなどの健康被害につながる恐れがあります。
②漏電による火災リスク
水漏れした水がエアコンの電気部品にかかると、ショートや漏電を引き起こす可能性があります。最悪の場合、火災に発展することもあるため、絶対に放置してはいけません。
③建物の損傷
水が壁や床に染み込むと、壁紙の剥がれやフローリングの腐食、天井のシミなど、建物を傷めてしまう可能性があります。賃貸物件の場合、修理費用を請求されることもあります。
2. エアコンの水漏れ、主な原因は？
エアコンの水漏れは、主にドレンホースのトラブルが原因で起こることが多いです。ドレンホースとは、エアコン内部で発生した水を屋外に排出するためのホースです。
ドレンホースの詰まり
ドレンホースの先端に泥やホコリが詰まったり、虫が巣を作ったりすることで、水の流れがせき止められ、逆流して水漏れが起こります。
ドレンホースの変形や破損
ホースが折れ曲がっていたり、途中で外れていたりすると、水が正常に流れず水漏れの原因になります。
エアコン本体の傾き
エアコン本体が水平に取り付けられていないと、ドレンホースの方向に水が流れず、水漏れすることがあります。
3. 水漏れに気づいたら、まずはこれをやろう！
水漏れに気づいたときは、慌てずに以下の応急処置を行いましょう。
すぐに運転を停止する
まずはエアコンの電源を切り、水漏れを止めます。
電源プラグを抜く
感電や漏電を防ぐため、コンセントから電源プラグを抜きましょう。
水漏れ箇所を拭く
漏れている水をタオルやバケツで受け止め、床や壁が濡れないようにします。
専門業者に連絡する
自分で原因を特定したり、修理を試みたりするのは危険です。早めにエアコンの修理業者やメーカーに連絡して、点検・修理を依頼しましょう。
4. まとめ｜安全のためにも放置は絶対にやめよう
エアコンの水漏れは、「そのうち止まるだろう」と安易に考えて放置してはいけません。
カビの発生や火災、建物の損傷といった、様々なリスクが潜んでいます。
水漏れに気づいたら、すぐに電源を切り、コンセントを抜く。
応急処置として、水を拭き取る。
自分で修理しようとせず、必ず専門業者に連絡する。
安全のためにも、水漏れには迅速かつ適切な対処を心がけましょう。